小説家のメルビン(ジャック・ニコルソン)は恋愛を題材としたベストセラー作家であるが、その実態は超潔癖症でひねくれ者の中年男性であった。
潔癖症のメルビンはいつも決まった店の決まったウェイトレスに給仕されていたのだが…。
ジャック・ニコルソンのねっとりとした笑顔が印象的な作品。
ジャック・ニコルソンと言えばシャイニングのジャケットの狂気的な笑顔が有名だが、本作ではもう少しはにかんで笑うジャック・ニコルソンを見ることができる。
ストーリー自体は往年のラブコメであり、全体を漂う雰囲気は古き良きハリウッドを思わせる。
強迫性障害や同性愛、複雑な家庭環境など誰もが何かしらの問題を抱えて生きているなか、喜怒哀楽を通じて、前に進んでいく様は、古い映画ではあるが今でも学ぶべきことがあると感じた。
メルビンは人目見た時からハンサムだった…的な事を言われていたが海外ではそういう評価なのだろうか…。