ほいほい

恋愛小説家のほいほいのレビュー・感想・評価

恋愛小説家(1997年製作の映画)
3.1
主人公は強迫性障害で、ある女性と出会いその女性を通じて病気が寛解していくというお話。

強迫性障害の主症状は、汚染/洗浄と確認行為がよく見られます。
自分が汚れる不安を常に纏っている為、石鹸は1回で捨てるし、持参したプラスチックのナイフやフォークしか使えません。
何回も身体を洗って汚れを確認してしまうし、ドアノブもなかなか触れない。

ドアの戸締りなどの行為に毎回確信が持てず何度も確認してしまう。
なのでいつも時間がかかってしまう。

場所やモノにも囚われているので、同じ場所にしか座れないし、四角いブロックは踏めない。不快感があるから。

これら全ての行動に付きまとっているのはこだわりではなく、不安や恐怖。
本人も自覚があるんです。これらの行動がおかしい事。無駄であるという事。
本人も苦しがっているということを理解してあげて欲しいです。
病気は理屈じゃないので。

主人公が投薬治療を始めるきっかけを与えてくれたのはヒロインの女性だと思いますが、病気を著しく改善させたのはお薬の効果だと思っています。(身の蓋もない)

こんな症状に身に覚えのある方は、パキシルから始めましょう。
ほいほい

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