パレルモ・シューティングの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「パレルモ・シューティング」に投稿された感想・評価

牛丼狂

牛丼狂の感想・評価

3.0
2008年に制作された、ヴィム・ヴェンダースが監督したドイツ、フランス、イタリアの合作映画。
当監督の作品はほかに「パリ、テキサス」「アメリカ、家族のいる風景」を鑑賞済み。

最近ではあまり見ないカメラワークに古さを感じるが、対して近代的なエフェクトが多分に使われていて、対比して際立ち映像が栄える。
主人公のイヤホンを付けたときに流れるロックは外界を遮断し、外すときのガサガサした音まで丁寧に表現されていて、主人公の状況を理解しやすくしている。
また、音楽によりテンポ良くストーリーが進み、飽きさせない。

しかし終盤はやや長く感じられる。
今まで言葉で語らなかったところを多く語られてしまうと、白けてしまう。
あの男のミステリアスな部分を残し、口ではあまり語らずに語る演出を施すほうが面白そうだ。
カオチ

カオチの感想・評価

3.5
第七の封印を彷彿とさせる作品
やっぱりイングマールって偉大だなと

イングマールの難解さを
ヴェンダースが現代風にアレンジした感じ
音楽やパレルモの街で

死に対するイメージ
デスパレードの様に

だがやっぱりヴェンダースだと思う作風
とても印象的な言い回しのセリフが
たくさんあって
心踊りました
シューティングされたくないけどわたしもいきたいパレルモ

主人公の恐れ怯えのたびにはじまる空想のシーンが見たことあるような悪夢で、うとうと寝ながら観ちゃったからどこが映画でどこがわたしの夢かわからなかった
面白かったから今度はちゃんとみよう
写真と編集をモチーフに、カメラマンの主人公が抱える生/死への恐怖との内面の戦いが描かれる。
テーマが壮大だからか展開や演出が大味に感じられ、なかなか入り込めなかった。

けれど主人公がさまようパレルモの街並は魅力的で、序盤の無機質なスタジオとの対比が素晴らしい。主人公のイヤホンを挿す動作とリンクして流れる音楽もクール。劇伴はCANの人が作ってるらしい。
あと、ルーリードが半透明の姿で一瞬出演しててウケます。
yumiko

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4.6
現代の写真家は世界を虚像として多重にながめながら自らもうちぬかれる。イタリアはパレルモのうつりかわる青さ。
がい

がいの感想・評価

2.0
『ミラジョヴォヴィッチ妊婦記念映画』?

「トラフィック」同様、妊婦を妊婦役で使用。リアル妊婦。妊婦さんならではのふくよかさ。二の腕ぷよぷよ妊婦。
今作は更にミラは本人役。妊婦姿の写真を撮るとゆー。妊婦セミヌード。自己満足型写真。
脇にはデニスホッパー。死神なんだか幽霊なんだかよくわからん役。

11月にヴィム新作公開という事で。久しぶりにヴィムりました。
内なる語りが多々あるカメラマンが主人公。
ある事柄がキッカケに夢だか幻想だかを見始める。。。

オープニングは良かった。
それと主人公がしてるイヤホンから流れる音楽がそのまま映画曲。コレがなんとも心地良い。ソレでヘンテコ映像と全く引き込まれない内容をごまかされた感もしないでもない。
異様に長かった100分映画。
mu

muの感想・評価

3.5
『死』という難しいテーマを扱いながら、アートであったり芸術の世界観も強め

それだけに初見で理解度を高めるのは難しい印象

幻覚の描写が多くてうまくストーリーに入り込めなかったかな

ただ西洋建築だったり風景であったり映像はすごく魅力的でした
shikihan

shikihanの感想・評価

3.5
とにかく映像か素晴らしい。その素晴らしさのためにロケ地を選んでいるのではないか?と思うほど。
現実と幻想の世界の融合させてる演出も素晴らしい。
いやらしい合成映像じゃなくて、すごく自然に受け入れられる。
デニス・ホッパーがほんとーーに、いい味出してて、圧倒的な存在感をいかんなく発揮。最後の長ーい台詞も彼だからこそ、だれずに心に染み渡ってくる。
ストーリーとしての起伏や起承転結を求める人には向いてないが、映画の中に身を任せ同化できる人には、オススメです。
keylen

keylenの感想・評価

3.0
感じてた事とかが最後らへんふっとんで何だったかわからんくなってしまった……
ヴィムヴェンダースが描く世界はほんと美しくてかっこいいとあらためて実感できる作品だった。現実と幻想の混在や近代的構築物とドイツの古い街並みや自然との対比などデジタルとアナログが一つの作品に共存している素晴らしい映像だった。
一人の写真家の在り方を解いていくストーリーも結局はこの作品が古き良きものへのリスペクトを表現したものだと感じさせる。エンドロールで2007年に亡くなった映画界の巨匠ミケランジェロアントニオーニとイングマールベルイマンに捧ぐとあるのもきっとそういうことだろう。しかもこの二人の巨匠が同年同日に亡くなったという神秘性もどこかこの作品に反映しているのかもしれない。
妊娠中のミラジョヴォヴィッチをそのまま出演させたりルーリードが本人として出演したりしてるのも見どころだが私的にはやはり晩年のデニスホッパーを見れたことにすごく感動した。