9.11の事件からもう16年。
当時13歳だった私にはほとんど記憶がありません。テレビで流れる、煙をモクモクと上げているワールドトレードセンターを見ても映画のワンシーンのようにしか見えなくて、全然現実味がなかったことだけは覚えています。
なので、とても真っさらな気持ちでこの作品を観ることが出来ました。すごい、本当に凄い作品でした。
ハイジャックされた4機の旅客機。
2機はワールドトレードセンターに激突、1機は国防省本部庁舎ペンタゴンに激突。
唯一目的地に到着しなかった最後の1機の、機内では何が起こっていたのかを描いたドキュメンタリー作品。
誰が悪いとかに言及することもなく、ただ淡々と事実だけを追っていくような作品でした。DVDの特典で、乗客乗員全員のプロフィールと写真が載っていることに、この事件への思いと敬意が感じられます。とても重たい内容ですが、忘れないでいたい作品です。
