途中まで9.11事件とは知らずに視聴。ビルに突っ込んで既視感。
まるでドキュメンタリーを観ているかのようなリアリティのある映像だった。遺族は観るの勇気いると思う。
画面が揺れるから少し酔ったけど、緊迫感が伝わってくる良い演出だと思った。
あれはカメラを揺らしていたのではなく、ほぼ舞台セットそのものを揺らしていたらしい。
監督曰く、その場にいた全員が精神的・肉体的辛さで演技を忘れていたそう。
役者だけでなく我々視聴者もあの日に戻って事件を追体験できた。
(以下本編の内容触れます)
多くの人はユナイテッド93と聞いて9.11事件を連想できるからこの映画の結末は知っているだろうけども、一応 以下ネタバレ注意と記載しておいた。(この書き方はどうかと思うが)
知っての通りラストは墜落してしまう。しかも乗客乗員全員が死亡するという悲劇。
あと一歩で犯人グループを撃退できたという報告もあるが真実は定かではない。
誰もあの現場にいなかったので真実を掴むことは難しい。
ラストのコックピットを突破するシーンはあくまで監督の憶測に過ぎないけど、俺も監督の想像と同じで、あのくらい乗客の全員が必死で明日を祈っていたのだと思う。