ピナコ

黄昏のピナコのレビュー・感想・評価

黄昏(1981年製作の映画)
4.0
ーー黄昏たそがれーー
日没直後の夕焼けが少し残る時間(ネット調べ)
湖に映る夕日…消えていく…


原題On Golden Pond
その湖の横にある別荘に老夫婦がひと夏を過ごしにやってくる

老いを感じているノーマン(ヘンリー・フォンダ)と
明るくノーマンを支えるエセル(キャサリン・ペップバーン)
羨ましいほど仲がよい。

疎遠になっていた娘チェルシー(ジェーン・フォンダ)が恋人を連れて遊びにくる
恋人の子供を連れて。

世代の違う家族が織り成す
ストーリーは静かに心に染みていきます。

心臓の悪いノーマンが倒れた時エセルは言った。
"神様、カレを連れて行かないで!
こんな頑固者は手に負えませんよ"

この映画では助かったヘンリーフォンダ
このあと直ぐに亡くなってしまった。
ジェーン・フォンダが父の為に用意した役、実際にも確執があった親子。
映画の中でそれは解けたようだった。

人生の黄昏
愛する人と過ごせたら幸せでしょう。
自分もいつか訪れるであろう時をこの夫婦のような関係を憧れます。

キャサリン・ヘップバーンもアカデミー賞クラスの演技でした。
ボートから飛び込む姿は驚きとともに美しいと思った。
そしてとてもお洒落である。


媚びることのないまっすぐな表情をみせてくれる自然は大好きです。

黄昏は十二時辰では戌(イヌ)時
19:00~21:00頃
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