ぴよまろ

20世紀少年<第2章> 最後の希望のぴよまろのレビュー・感想・評価

2.5
浦沢直樹原作漫画の実写映画化。3部作の2作目。
前作から15年後、ケンヂの姪であるカンナを中心に、人類滅亡計画の主犯とされたケンヂたちとともに、救世主となった”ともだち”、あらたにあらわれた”しんよげんの書”の謎を追う物語。

前作に引き続き、原作に忠実な内容と、さらにイメージ通りの役者が登場する中、特に新キャラであるカンナ(平愛梨)、高須(小池栄子)、小泉(木南晴夏)の活躍は良かったです。一方で、物語的には中盤というところにも関わらず、いまだにふろしきを広げ続けて、一向に畳む様子がない(原作がそうなのですが)ので、内容が詰め込みすぎの割に盛り上がりが少ない印象です。敵役である”ともだち”にフォーカスしているため、カンナやケンヂたち主人公側が翻弄されっぱなしなのも、映画としてもやもやが残ります。

3部作の真ん中とはいえ、原作に忠実なあまり、映画としては盛り上がりに欠ける作品でした。
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