おだまき

20世紀少年<第2章> 最後の希望のおだまきのレビュー・感想・評価

2.7
“血の大みそか”から15年後の2015年。
人類滅亡計画はケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は救世主と崇められていた。 ケンヂの姪・カンナは、そんな"ともだち"中心の国家に反抗し続けており···。



第1章の時からうっすら感じていたのですが、原作を忠実に再現した結果、インパクトに欠けている印象を受けました。面白いけどちっちゃい山場が沢山あって、映画というより連続ドラマの総集編を観ている感覚。


コロナ禍で実際に感染症やワクチンのあれこれを経験しているからか、"血の大晦日"の後にしては人々の考え方や世界観が変わってない気がしました。吉本興業の芸人が出てくることもあって"ロケ地"で"撮影"してる感がある。
ローマ法王が出てくる下りも漫画なら「おー!」ってなるけれど、実写だとちょっと嘘っぽい気がしました。
"治安が悪くなってる"というのも台詞とマフィアが登場するだけで、劇中で治安が悪い描写は見当たらなかったです。漫画や小説なら想像でカバー出来ていたものが実写化したことで違和感が表面化しているような印象を受けました。

ともだちランドの下りは映画「クレヨンしんちゃん-嵐を呼ぶモーレツ!大人帝国の逆襲-」っぽくて好きかも。


2022-15
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