Yuya

キューポラのある街のYuyaのレビュー・感想・評価

キューポラのある街(1962年製作の映画)
3.0
戦後ニッポンの高度成長期の日陰の部分にスポットを当て 貧困 差別 家族 成長 教育 様々な角度から そこに生きる人々の暮らしぶりを描いた ノスタルジーなんて言葉を吹き飛ばすだけの 確かな"力"を持った作品

その中心的な役割を果たしてるのが 何と言っても吉永小百合のあの溌剌とした可愛さっ!
どんな境遇であっても前を向き 精一杯唄ってすごす姿勢が 全体の暗いトーンにも一筋の光を貫いてたなぁ

朝鮮の帰還運動なども絡んで 雑言なども飛び交うものの 共に生き仲間としての理解を踏まえた終盤だったわけで 今の日本が違うのは 何の理解もなくただ受け売りに差別するトコロかな…
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