電気羊

キューポラのある街の電気羊のレビュー・感想・評価

キューポラのある街(1962年製作の映画)
3.6
キューポラとは鋳物工場の煙突ことだとか。知らんかった。この時代は労働組合が赤=共産主義のように扱われていたり、女の子の進学否定や朝鮮人差別があったりとまだまだ色んな権利が蔑ろにされているのが分かる。自分が幼稚園くらい頃だった昭和初期の懐かしい街並みが郷愁を誘うな。ロクでもない酔っ払い親父、母親の内職、集団就職、ちょうちんブルマ、トレパン(トレーニングパンツ)とかいう単語も何十年ぶりかに聞いたぞ。主人公の女の子(吉永小百合)の貧乏の連鎖についての考察があるが、真理だよな。北野武の母親が貧乏の連鎖を断ち切るのは学歴だと言っていたが本当にその通りだと思う。それにしても天然物アイドルの吉永小百合が可愛い。
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