《スピンオフっぽさがもったいないが好き》
【スピンオフ…】
メインシリーズにハンは出てくるものの、今作のその他の登場人物がシリーズ主要キャラにもなっていない点で「スーパーコンボ」よりもスピンオフ。
そんなワイルドスピードの名を借りただけの作品という印象の反面、2作目のようなコピー作では無い所が個人的には良かった。
【ストリートレース】
レースに関しては1作目の"ゼロヨン"に対し今作はドリフトに特化した内容で、レースカルチャーに焦点を回帰させた点も好きだった。ストリートレース自体がメインストーリーの重要なキーになっている事は意外にもシリーズ内では貴重。
【演出】
ジャスティン・リン監督らしさが垣間見えるカメラワーク。渋谷交差点を舐め回すような撮り方にはワクワクした。前作で少し安っぽく感じたCGも今作は(当時のレベルを考えると)自然に感じた。サウンドトラックに関してはもはやシリーズ内で最もアイコニックな楽曲とも思える。TERIYAKI BOYZの「♪TOKYO DRIFT」は「スカイミッション」での「♪See You Again」と並び印象がとても強い。
【総括】
スピンオフっぽさがもったいないが、レースや技術に焦点を点はとても貴重。演出面でも好きな点が多い作品。自分にとってはワイスピ劇場鑑賞デビュー作品。