おたしん

ホテル・ルワンダのおたしんのレビュー・感想・評価

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)
3.9
ルワンダの大量虐殺。
とても恥ずかしいことに知らない歴史でした。

内戦は他国の戦争ともまた違う。
こんなこと言うの不謹慎だけどフツ族だかツチ族だかそんな族の違いが殺さないといけないほどの怒りや憎しみを生むのかと思ってしまった。
彼らからしたら1番気にする問題なんだな。
そこを気にしながら怯えながらの不安な生活って怖すぎる。

救助隊が来たときは安堵したけどここで肌の色が問題になるんですか。
もうそんなのやめてくれ。
悔しかった。

ロジャーがベッドの下で震えていたシーン悲しすぎて涙出た。
死体が道に転がっていたところも残酷すぎて見たくなかった。
この事件について調べたけど想像を遥かに超える数の人々が殺されていた。
考えたくないけど事実なんだ。

ポールの責任感と正義感に感動した。
1000人以上を匿ったことも家族と離れることになっても残った人たちを守ろうとしたことも全ての覚悟に。
スタッフから信頼される支配人であり、
家族を1番に考える優しい父親であり、
多くの人を救ったヒーローだった。
勇気ある行動に尊敬しかありません。

四つ星ホテルが断水されてプールの水を汲むところは皮肉だった。
そして電話作戦を見たときには広い範囲でのコネクションの大事さを感じた。
そしてこんなときでも酒は不可欠なんですね。

とにかく残酷すぎる歴史。
もう忘れることはありません。
争い事が今後起きませんように。

ドンチードルすげえ。
てかホアキンもっと活躍するかと思った。
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