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ホテル・ルワンダのtakeachanceのレビュー・感想・評価

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)
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1994年にアフリカのルワンダで勃発した
民族紛争を描いた社会派の人間ドラマ。
2004年公開。日本では配給権の問題により、2006年に公開。

第二次世界大戦中に多くのユダヤ人を救った
オスカー・シンドラーになぞられて、
「ルワンダのシンドラー」と祭られる彼だが、
映画の中で彼は「聖人」でも「英雄」しても描かれずに、
自分の行った行動に対してためらいや後悔を見せる
どこにでもいる「等身大の人物」として描かれている。
一家の父として、ホテルマンとして
優先的にすべきことは何かの葛藤をいつも抱えている。

孤児に対しても「お客様」として扱う彼に
ホテルマンとしてのプライドが見える。

映画を鑑賞しながら感じたことは、
ルワンダで勃発した民族紛争における経過は、
日本と中国と朝鮮半島とアメリカの図式に似てやしないかと。
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