チーズマン

ほぼ300 <スリーハンドレッド>のチーズマンのレビュー・感想・評価

2.8
ほぼ300どころか、30もいませんでした。

いわゆるパロディ映画ですが、もちろんザック・スナイダーの『300』の設定(ストーリーではなくあくまで設定だけ)をベースにしながら様々な映画やCM、ゴシップネタのパロディだけで出来上がってる作品です。

監督はパロディ映画ばかり作っているジェイソン・フリードバーグとアーロン・セルツァーのコンビで、その辺のB級映画が高尚に感じれるぐらい、しょうもなさ無意味さの極みにあるような作品なのでアメリカの評論家からは散々な言われようみたいです。
wikiで一部抜粋されている中では「国辱」というストレートなやつから「西洋文明衰退の象徴」というジワジワくるのまで色々あって面白かったです。
しかし例えばこの作品などは日本では当然のようにビデオスルーですが、アメリカでは公開週の週末興行収入で1位になったりして一応ヒットとというか商業的になりたってるのが面白いですね。
アメリカでは、こんなバカでしょうもない作品もあってもいいと、また作っていいと、そういう映画に対する懐の広さを感じます。


くだらなさ過ぎて何度も吹き出すくらい笑えるのですが、はっきり言って中身も無ければ物語も無いので、普通に観ると徐々に眠気との格闘になってきます。

しかし、仲間内で飲んだりする時にBGM的に流す映画としては、これは最高の仕事をするんじゃないでしょうか。
チーズマン

チーズマン