キミシマユウキ

マイ・レフトフットのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

マイ・レフトフット(1989年製作の映画)
3.6
アイルランドに生まれたクリスティブラウンは生まれつき小児麻痺で左足以外満足に動かせない身体だったが……

アカデミー最多受賞の怪優
!!ダニエル・デイ=ルイス!!
が初のオスカーを獲得した映画。
原作は同名の自伝小説。
TSUTAYAプレミアム無料期間中に動画配信にない観たかった作品を鑑賞。


「何故僕を愛してるなんて言った?」


実在する障害を持って生まれた画家の半生を描く伝記映画。
小児麻痺というめちゃくちゃ人生ハードモードで生まれた彼が障害を乗り越えて力強く生きていく姿には心を打たれやす。
あとさりげなく障害者の性愛についても触れてるあたりが自伝なだけあってリアルで良い。

とにかく主演が全てを食っていた
ダニエル・デイ=ルイスの渾身の演技が凄すぎて他の情報が入ってこない(笑)
今作でアカデミー受賞して以来今まで1度もオファーが絶えたことがないのに、めちゃくちゃ出演作を絞ってるあたりもカッコイイ生き方だ。
あとはさりげなくオカンの演技も良いなぁなんて思ってたら彼女もアカデミー助演女優賞を獲得していた、とんでもない映画だ(笑)

本国での知名度に対して日本ではそこまで知られていてい今作とデイルイス氏。
大好きな俳優ロバート・デ・ニーロの『レナードの朝』に並ぶ名演技でございやした。

伝記映画好き、障害を乗り越える系映画好き、そして「ダニエル・デイ=ルイスてそんなすげえのか?🤔」と疑う人にはオススメの作品。