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スター・トレックVI/未知の世界のめるのレビュー・感想・評価

5.0
航海日誌───

私は去年の秋に留学先のカナダでホストファーザーさんに勧められて『スタートレック/宇宙大作戦』を観始めた。それから少しずつカークたちと共に宇宙探査を続けていき、劇場版第六作『スタートレックⅥ/未知の世界』にたどり着いたところだ。

ここで私の中のカーク率いるエンタープライズの仲間たちの航海は一端終わりを告げる。

しかし、私はこれからもスタートレックが続けていく航海を追って冒険に出かけていくつもりだ。


TOSに出会えて本当に良かった。TOSを生み出して、私たちに夢と希望を与えてくれてありがとう。すべての製作者とキャストの皆様に言葉では言い表せないほど感謝の気持ちでいっぱいです。

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
〈ジェームズ・T・カークは引退を間近にして崩壊寸前のクリンゴン帝国と和平交渉を実現するために踏み出すが…〉

迷わず星5つ付けました!
ただこの映画1本で評価を付けたというよりは、惑星連邦とクリンゴン帝国の歴史を感じて感慨深くなったから、と言ったほうがいいかもしれません。

連邦がクリンゴンと和解するまでに、これほど長い時を経て、こんなにも多くの困難を乗り越えていたのだと分かり、見終わったあとにじわじわときて心の中で号泣してしまった。
『スタートレック: ディスカバリー』で先に連邦とクリンゴンの間で戦争が起こっていたことを知っていたから、この平和への第一歩にすごく重みが感じられる。
何よりもそれを踏み出してくれたのがカークたちで嬉しい。

カークが元気に引退を迎えられてとても安心した。ちょっぴり寂しいけど。
カークは劇場版で本当に大きな功績を残したと思う。"伝説の男"と呼ばれていくのも納得する。それでも、やっぱり私の脳裏に浮かぶのはあの黄色いシャツを来たカーク船長なんだよね。

この映画は、第一作目ほど哲学的でもなく、第二作目ほどアクションに富んでいるわけでもなく、第四作目ほどユーモアに満ち溢れていないかもしれない。
けれど、それ以上に"戦争と平和"という過去にも未来にもつながるメッセージを込められたストーリーが素晴らしかった。最終作に相応しい重みのある作品だった。


まだいろいろな気持ちでごちゃごちゃしてる。でも、次の航海に乗り出す準備が出来た。
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"Live long and prosper" to Star Trek!(スタートレックに"長寿と繁栄を"!)🖖
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