カンパッチー

ポカホンタスのカンパッチーのレビュー・感想・評価

ポカホンタス(1995年製作の映画)
3.5
いや、とてもいい話ですけど、実話部分はほんの一部であとは脚色のてんこ盛りですよね、典型的な傲慢なアメリカ白人が描いたインディアン美談にしか自分にはどうも見えない…ラストの仲良く手を取りなんて言ったって実際インディアンに対してレイプや迫害、略奪しまくりだし、ウインド・リバーなどの現在のインディアンに対しての扱いを見ていると、史実が頭をよぎってしまい楽しめなくなっていることに悲しくなりました。

まぁ本当の開拓の歴史がこうだったら良いな的フィクションとして観るなら本当に素晴らしく美しい作品です。ジョンとポカホンタスの恋やアラン・メンケンの音楽も素晴らしく、なによりラストシーンは美しいですね。このぐらいの頃からディズニーは自立した強い女性を描くようになったんですかね?ディズニーの転換期という意味でもポカホンタスは重要な映画だったんですね。