まつき

ポカホンタスのまつきのレビュー・感想・評価

ポカホンタス(1995年製作の映画)
3.8
ディズニー映画を観よう、という気持ちで臨むほど、いつものディズニーとひと味違う展開に、ハッとさせられて楽しめる。風をうまく表現した映像が綺麗で、音楽も心地よい。テーマや展開を含め、ちょっぴり大人向けな作品。

ディズニーと言えば、ヒロインが生い立ちや境遇に拘束され、外の世界を知らないが、ある異性との出会いから外の世界を知り、目を輝かせ、女性としての魅力を爆上げする、という構成がおなじみ。

本作は逆。インディアンのヒロインが「あなたは私に文明を知らないというけれど、あなたは自分の世界しか知らない。私の世界にはあなたの知らないことがたくさんある。(要約)」と言い切ってしまう。それで惚れさせてしまう。

これが本作の魅力であり、ヒロインポカホンタスの芯の強さ・魅力なんだと思う。

そして本作の重要な要素、「風」。終始、綺麗な表現が続く。個人的に一番印象に残ったのは、「カラーオブザウィンド」曲中の「風の絵の具」というワードで、水彩画調(?)になるところ。思わずうっとりしてしまった。

動物たちの可愛さも、ディズニー作品の中でもトップレベルに"好み"。アライグマのミーコの自由さはもうあれヤバい。思えば、本作のコメディ担当は9割動物だった。だから"好み"なのかも。

終わり方が単純なハッピーエンドでないところも良く、かなりお気に入り。