とても美しかった。
開拓前の自然豊かなアメリカの大地。
そこにいつも吹き抜ける風。
色彩の美しさだけではなく、
この風が“駆ける”表現がとても素晴らしかった。
そして、出会うはずのない男女が出会い。
自分の知らない世界を語り合うことで、
惹かれ合い恋に落ちる。
とてもロマンティックだった。
でも、それは禁断の恋でとても切なかった。
切なさの風が吹き抜ける中、
可愛らしい動物たちが和ます。
バランスの良さ。
パグが愛らしかった。
先住民目線で見ると都合の良すぎる話に、少し違和感はあったけど。
銃による悲劇に、
憎しみからは何も生まれないというメッセージは、争いのない世界を…。という全人類のテーマに投げかける真面目なものだったので、良いと思いました。
現実では難しいことだけに、せめて映画の中では理想を叶えたいよね。
ディズニーアニメの中では地味な作品かもしれないけど、さすがディズニー。
絵画とアニメーションの融合のさせ方がとても絶妙。美しい映画でした。