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最愛の夏のgayachangのレビュー・感想・評価

最愛の夏(1999年製作の映画)
4.5
DVDで再見。
公開当時に、港の見える夜景と、知的障害を持った愛らしい弟くんが凄く印象に残っていたが、改めて観なおしてみると、コレかなり切なくて泣ける作品。
好きな人達に囲まれていつまでも一緒にいたいけど、そうはいかない。予期せぬ別れはやってくる。
ラストで主人公カンイは、もう帰って来ない自分の思う幸福な風景を想像する。
このシーンはかなりグッとくる。
彼女が恋い焦がれる相手役の男の子がまたいい。
侯孝賢っぽいフィルムの質感とか、カット繋ぎを多用する作りとか好きですね。