アツ

モテキのアツのレビュー・感想・評価

モテキ(2011年製作の映画)
4.0
【先生ー。あんな水の飲ませ方はズルいと思いまーーす。】
そんな1本。

他人が水を飲む(正確には飲まされる)
シーンを見て
『ああぁっ…(そんな)!!』って
悲鳴にも似た声が出るのは
おそらく今作くらいだろう。

まあ油断してた僕も悪いんだけど
長澤まさみの
『君も 水 飲む?』からのあの流れは

あんなのは、無しでしょう。
あんなのは、ズルいでしょう。
あんな不意打ち喰らったらそりゃ
好きになるでしょう。

飲み会からの離脱も
『私ドロンしまーす。しゅしゅしゅー。』

って
何なんだよ。ふざけてんのかよって
そんな手裏剣投げるフリまでして
かわいいと思ってんのかよ。
んー。もう一回やって。

『目線そらしたら負けゲーム!』って
何そのつまんなそうなゲーム。
超やりたいわ。僕も混ぜて。

まあ、このように
一挙手一投足が
強烈な怒りを覚えるほどに
長澤まさみの[可愛い]が過ぎる。

それと合わせて
麻生久美子も[可愛い]が過ぎる。

自己紹介でミニカー組み立てて
1人カラオケ全力でやって
へたっクソな告白して
振られても好きで
『ちゃんとするからぁ(泣)』って
ゾンビみたくなったあと
牛丼めちゃめちゃ美味しそうに食べて。

なんなんだよ。
愛おし過ぎるだろって。

ちなみに
[モテキ]総選挙があるのなら
僕は自分の事好きって言ってくれる人の事好きになるタイプなので
麻生久美子に清き一票を投票いたします。

ま、そんなこんなで
森山未來のキレキレな動きと
ノリノリな音楽も合わさり
ソファーの上で
終始身悶えながらも楽しめた作品でした。
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そういえば…
この映画の
つまんなそうなゲームのシーンで
世界一つまんなそうなゲームの事を
ふと思い出したので

聞いてください。
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何年か前
仕事で秋葉原に来ていた時の話。

午前の会議が終わり
次の相手先との午後の会議まで
3時間程度の空き時間が出来てしまい
少し時間潰さなきゃいけなくなったのね。

一緒に居た部下がその時間を使って
どーしても行ったことない
メイド喫茶に行ってみたいって
言い出しまして。

俺、興味ないから一人で行っておいで。
会議1時間前まで自由行動で
後でカフェで待ち合わせなって言って
彼と別れて、2時間後。

その部下が、ニッコニコで
戻ってきたのよね。
それはもう普通の生活では
余りお目にかかれかからないくらいの
ニッコニコっぷり。

二人で時間までお茶しながら、
メイド喫茶楽しかった?って聞いたら
それはもうめちゃめちゃ楽しかったって
言うのよ。

余りに楽しそうだったので
何がそんなに楽しかったか聞いたらさ。

『豆つまみゲーム』です!
アツさん、やった事あります!?って。

ん?
いや…ないけど。どんなゲーム?って
聞いてみたら

小さな豆を箸でつまんで
小皿から小皿へ移すゲームらしく。

話聞く限りすげーつまんなそーだけど
そんなゲーム
ほんとに楽しいの?って聞いたら

上手に豆を移動させられると
可愛いメイドさんに
『❤すごいすごーい❤
❤❤ご主人様すごいですー❤❤』って
褒めてもらえるんですよーデュッフフフ♥
ってちょっと脳がやられちゃったかなと
心配になるくらい
気持ち悪い笑い方しながら

いかにそのゲームが楽しくやり甲斐のあるものだったかをずっと真剣に語って
アツさんもやってみてくださいよーとか
アツさんもやるべきですよーとか
ずっと言って来るので

はいはい、俺は興味無いって言ったろ
って片手ヒラヒラさせて
適当に相槌うちながら

世界一つまらなそうなゲームを
世界一気持ち悪い顔で楽しかったと話す
世界一幸せそうな彼の顔を見て

豆と箸で人をあんな幸せに出来る
女の子って、すげーなと
男には出来ねぇなぁって
えらく関心したの思い出した。

だって
『はい。これで誰かを幸せにしてください。』って豆と箸を渡されても
ミッションインポッシブルですよね普通。

[かわいいは正義]ってのは
あながち間違っていないのかも。

ま、そんな僕も次の休みで
件の喫茶に行って
豆つまみゲームを大満喫して
猫耳つけて
チェキまで撮って帰ったことは
ここだけの内緒のお話。デュッフフフ♥
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