うえの

モテキのうえののレビュー・感想・評価

モテキ(2011年製作の映画)
5.0
藤本幸世、31歳、フリーター。
1年前の突然の"モテキ"で4人の女性といい感じになるが持ち前の根暗とコミュ障と強すぎる思い込みが仇となり、チャンスを活かせないままセカンド童貞のまま三十路へ。
とりあえず働こうと思い立ち、かつての天敵の墨さんこと墨田さんが幸世のようなクソサブカル野郎どもから金を巻き上げてやろうと設立したナタリーに面接試験を受けに行く。
突然腹刺されるわ女先輩の飛び蹴り食らうわと波乱万丈な新生活の中でやり甲斐を感じ始めていたころSNSを通じてある人と出会うこととなる。
音楽、漫画、SNS、そして恋愛。
全てをごちゃ混ぜに"サブカルチャー"へと昇華し、森山未來の爆笑の脳内独り舞台をハイテンションに描き、あらゆる女優を可愛く、そしてエロく撮ることにこだわり抜いた大根仁の長編映画デビュー作にして2010年代の邦画を代表する最強最高のエンターテイメントムービー!!!!!

現在2018年ですがまず間違いなくこの作品を超えてくる邦画は出てこないと断言致します。
なぜなら自分が大好きすぎるからです。
たとえどんなに面白い映画が出てきたとしてもこの作品と比較することはありません。
なぜなら自分にとってはこの作品はすでに神格化、もはや殿堂入り扱いだからです笑。
オールタイムベスト邦画部門で堂々の第1位です本当にありがとうございました笑。

この作品を小金と時間だけは有り余っていた大学時代、しかも当時の(今も笑)自分は流行りのロキノン系音楽に傾倒していてライブハウスやらフェスにやら行き倒していた(今も笑)、に観たことで"サブカル"というこじらせにまんまとハマってしまったきっかけになった作品でもある。
つまり自分の人生を狂わせたとも言っていい作品である。良い悪い両方の意味で笑。

なんと言ってもやはりこの作品は音楽がさいっこう!
90年代から現代までのJ-POP、ロックがふんだんに使われている!
岡村靖幸、くるり、フジファブ、在日ファンク、ハイスタ、サカナクション、スチャダラパー、eastern youth、電グル、バカ売れする前の星野源 etc…
挙げたらキリがない!笑
ドラマだと第4話のミッシェルのドロップをバックにヤケ酒しながら基樹の乳を揉む童貞卒業シーンとか第9話のナンバガのNUM-AMI-DABUTZのキレキレのギターリフをバックに土井亜紀の下へ駆け出しながら奇跡的に痩せるシーンとか最高に音楽センスが良い!
今作の劇場版であればPerfumeとのダンスシーンも突然過ぎて最高だし、何度繰り返し観てもくるりの東京が流れるタイミングとそのシーンが絶妙過ぎて感動すらする。
これほどくるりの東京を上手く使った作品はないだろうなぁ。そもそもで少ないかもしれないけど笑。
ファッション面にも大きく影響を与えられた。バンTにパーカーというスタイルを自分がとるようになったのは確実にこの作品の影響です笑。一周回ってダサいのは承知の上ですがやっぱりあの格好してしまう病気にかかりました笑。
ドラマで森山未來が着ていたTシャツに憧れてZAZEN BOYSを聴き始めたようなもんです笑。向井秀徳はメガネの神様です笑。

また主人公の藤本幸世演じる森山未來がこれまたハマリ役!
原作通りの悪くはないけどどこにでもいそうなルックスを完全再現した上に卑屈すぎるメンタル、セカンド童貞という中途半端な女性経験、それら全てSNSに吐き出してしまうツイ廃加減!3万超のツイートかつフォロー350近くに対してフォロワー3って逆にどうやったらできるのか知りたい!笑
卑屈を体現したかのような三十路の青年を大熱演!年々自分がこのキャラクターに近づいている気がして笑えない!
ある意味この自己投影のハードルの低すぎる低さがここまでシンパシーを感じさせるのかもしれない!笑

極め付けは女優陣!
もはや一人一人説明させていただこう!笑

まずはガールズバーで働くシングルマザーの愛こと仲里依紗!
10分近くしかない出演時間でおっぱいもキスもベッドシーンも全て披露する女優魂を披露!好き!(きも)
この人時かけのイメージしかないけど意外と派手役多いよねゼブラーマンとかゼブラーマンとか(観たことない)

続いてナタリーの女先輩役で唐木素子こと真木よう子!ドラマの林田的ポジションで暴力罵倒蔑みの眼差しで幸世を征服!踏まれたい!(病気)
もう少し活躍シーンがあってもいいとは思うけどサバサバ系演じるのは相変わらず上手い。ボーイズオンザランかぁ!!?走れぇ!!と多数の名言を放つ姉貴的女性!

そして4人のヒロイン内のメインの1人と言っても過言ではない升本るみ子こと麻生久美子!
僕はホントに麻生久美子が大好きでしてもう時効警察のあざといぶりっ子感とアホっぽい演技がたまらなくツボで、でも意外と落ち着いた大人の女性を演じたりといろんな女性演じているのを観るたびにああやっぱり好きだなと思うんですよねつくづく(語りすぎ)
ただこの作品の麻生久美子はあまり好きになれない!なぜなら圧倒的な人物がいてその人と比較してしまうことでやはりどこかかませ犬的な扱いになっていると感じてしまうからである。ただ最後の方は自分なりの幸せを見つけたような吹っ切れた感じに落ち着いていて良かった!ドラマでは悪魔のような扱いだったスミさんと一夜を共にするも何ごどもなかったかのようにホテルを出て吉野家で牛丼を食べる姿にやはり惚れた!愛しい!(うるせぇ)

死ぬほど引き伸ばしましたがこの作品がなぜこんなにも自分の中で大きな存在になっているのか。それは最後のこの人がいたからでありましょう。


長 澤 ま さ み


一言で言えば美女。大げさに言えば女神。私から言わせてもらえば人間国宝ですね。
ショートで巨乳で生脚をこれでもかと魅せつけ、酔った勢いでその日知り合った男と一緒に(ヤらずに)寝る!起き抜けに寝ぼけたフリしながら口移しで水を飲ませ、胸を揉まれても笑って流す!
SuuuuuperrrrrrrrrBiiiiiiiiiiitchhhhhhh‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
しかしこんなのは許されない。こんなクソ女認められるはずがない。という正論なんかどうでもいいほどに底抜けに可愛い!!!
エロ×可愛いって正義!大正義!!
その上、幸世のような根暗サブカル糞メガネペーペー社会人(和訳:羨ましい)を見下しもせず笑顔でフェスにまで誘ってくれる天使!
サブカル過ぎずオシャレな感じも残した圧倒的な存在感のヒロインを誕生させたという点だけでもこの作品は素晴らしい。
大根仁大監督様、女優を可愛く、エロく撮るという信念の下、この作品に携わっていただき本当にありがとうございました。健康的なエロを学ばせていただいたと思います。
ただエロさを追求する余りキスシーンにこだわり過ぎてディープキスの際の口の周りに着く唾液の粘り気を出すために買ってきた納豆をひたすら現場で練り混ぜ、出来た糸をパソコンに落とし込んでCGとしてキスシーンに合成したっていう話を本人から聞いてドン引きしました一生ついてきます笑。

長すぎて自分でも引いているがこれくらい語りたくなるほどに好きなんだって思っていただければ幸いです笑。
邦画は洋画に劣るとかよく言われるかもしれないけど日本独自のポップミュージック、日本人ならではの情けない考え、そして何よりも役者陣と役柄のマッチング度などが上手くツボれば邦画はいくらでも面白くなる。
エンターテイメントという観点から観たらこれを超える作品は無いですね自分の中では。
続編とか一切やんなくていいので大根仁監督と原作者の久保ミツロウ先生の趣味だけで作ったプレイリストでコンピレーションアルバムを年1ペースで作って欲しいです笑。
この作品のサントラは最高です名盤です。
あと逆輸入って形になるけどこの作品をベースにした原作を久保ミツロウ先生に描いて貰いたい!
久保ミツロウ先生が描く女の子は現状の漫画家の中でトップクラスに可愛いと思うし、今作の初回限定版に描かれていたみゆきがもんのすごく可愛い!この子とのモテキストーリーを読みたい!先生描いて!笑

とにもかくにもマイオールタイムベストムービーランクインです。
正直今まででドラマ通して5、6回は観たけど定期的にやってくるモテキ欲は未だ消えない。 それもオールタイムベスト入りの要因かな。
映画はストーリーやアクションだけではないということを代表した作品ですね。

2017年02月24日(金)1回目@飯田橋ギンレイホール大根仁特集オールナイト
2018年03月17(土)2回目@TOHOシネマズららぽーと横浜 第12回ららヨコハマ映画祭