びーる

ハウルの動く城のびーるのレビュー・感想・評価

ハウルの動く城(2004年製作の映画)
3.7
〜父親の帽子店で日々、帽子を作りつづけていた18歳のソフィーは、ある日、荒地の魔女に呪いをかけられ90歳の老婆になってしまった。ソフィーはハンサムだが弱虫な魔法使いハウルと出会い、奇妙な共同生活を始める…〜

人生のメリーゴーランドという曲を感じるために鑑賞しました。作中ではこの曲のアレンジが多用されておりとても印象に残ります。この曲のイメージアルバムがビートルズで有名な「アビーロードスタジオ」で録音されたのは感慨深いですね〜

ストーリーとしては前半は戦争や魔法、とても壮大な物語なのかなと思いましたが、後半が呆気なかった…
戦争どうなったの??ハウルの幼少期!??と疑問を抱く箇所が多く、見終わった後は煮え切らない気持ちでした笑
ハウルが家を出る際、とても良いセリフを発しますが、戦争においての彼の活躍はあまり描写されず、そのセリフが勿体無い気がしました…
しかし、この作品でのメッセージ性はとても強く感動させられるものでした。ソフィーが年を取ってもハウルに恋をし溌剌とした様子が描かれています。時々若返りますし。やはり何をするにおいても年齢は関係ないということですかね〜若々しい心を大切にしたいところです。

ハウルの動く城の舞台になったのはフランスのコルマールという街です。宮崎駿は建築様式の知識が豊富だそうで、本物に忠実に描かれています。さすがです!
なぜか、実写映画の舞台よりもアニメ映画の舞台の方が行きたい欲を掻き立てます!
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