トトCINEMAライフ

シンデレラマンのトトCINEMAライフのレビュー・感想・評価

シンデレラマン(2005年製作の映画)
3.8
2006年くらいにDVD発売当初に観たっ切りで、10年以上振りの再鑑賞…

初鑑賞時は、ラッセル・クロウも1997年の"LA.コンフィデンシャル"を皮切りに、2000年代も"グラディエーター"、"ビューティフル・マインド"、"アメリカン・ギャングスター"など受賞作や大作に引っ張りだこの時期…そして巨匠ロン・ハワード監督とはビューティフル・マインドからの再タッグ

そういう、ややラッセル・クロウが食傷気味の時に観たので、作品自体がやや凡庸に見えたが、今回じっくり見直すとボクシング好きが見る、ボクシング映画としての出来は5本の指に入る良作だ…ウィル・スミスの"アリ"とか👍

(個人的にロッキーがシンプルで感傷的で大衆的なのは分かるけど、あのスタローンの家庭での演技の下手さと、試合の時のボクサーとしてあり得ないザルディフェンスや打たれ強さで作品が成り立っているのが5本の指に入れられない理由)

奥さん役のレニー・ゼルヴィガーとややイチャイチャし過ぎの点以外は主人公がタフに粘り強さ戦える環境・舞台が整っていて感動的であった

ラッセル・クロウのウエィト・体格面でヘビー級というのが、ちょっと無理があったが、舞台が1930年代〜というアメリカ恐慌時代でハングリー精神が求められた時代でボクシングの階級も少なかったので成り立つドラマだったろう…ファイトシーンは俳優同士しっかりと頑張ってたと思う

ジェイスン・ステイサム主演の"ブリッツ"で好演していたパディ・コンシダインがこの作品でも港仕事の相棒役を好演していた👍(良いバイプレーヤーだ)