コーカサス

シンデレラマンのコーカサスのレビュー・感想・評価

シンデレラマン(2005年製作の映画)
3.7
世界恐慌時代に活躍した実在のプロボクサー、ジム・ブラドックの伝記映画。

右手の負傷を原因にライセンスを剥奪された上、世界恐慌の波は容赦なくブラドック家の生活をも飲み込んだ。
日雇い労働者に交じり、その日を精一杯生き、家族を守るジムに、ある日一夜限りのカムバック戦の話が舞い込む。
それは誰が見ても勝ち目のない試合だったが、彼はリングに上がりボクシング史上一の“大番狂わせ”を実現させる。

1929年は辛い年だったに違いない。
しかし、彼のファイトは家族は疎か敗北寸前のアメリカ国民にも勇気を与えた。これこそがまさに、スポーツの真髄ではないだろうか。

63 2020