ニクガタナ

宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-のニクガタナのレビュー・感想・評価

宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-(2009年製作の映画)
3.2
ツタヤでパッケージに目が止まり、押井脚本の時代劇アクション作品だと思って勇んで借りて観たら押井節炸裂の歴史教養うんちくエンタメ。これをアニメの棚に並べるのはいかがなものかと思うし、パッケージは正直詐欺である。押井自身をディフォルメしたみたいなCGキャラが、宮本武蔵は明治政府によって、国民の戦意高揚のために作られた虚像であると説き、その実像に迫る。説明にアニメは使われるが、アニメを楽しむ作品ではなく、よくもこんな作品を堂々と海外の映画祭やアニメコンクールに出せたものである。I.Gのスタッフが無駄に超豪華。わりと楽しめた。
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