はなこたちゃん

BOX 袴田事件 命とはのはなこたちゃんのレビュー・感想・評価

BOX 袴田事件 命とは(2010年製作の映画)
5.0
判決文を書いた熊本裁判官の苦悩、袴田さんの受けた苦痛‥
「10人の罪人を逃しても1人の無辜を罰してはならない」
の言葉が重い。
無実の人が半世紀も死刑囚として投獄されるなんて、あってはならないし、想像を絶する恐怖や絶望、何より身の潔白を信じて貰えない事は耐え難い苦痛だったと思います。
あんな杜撰な証拠にも関わらず‥
警察では聞き入れて貰えずとも、裁判では真実が証明される、裁判官はわかってくれると信じていたはずなのに
何のための司法なのか
この映画を観て冤罪について、色んな書籍を読み、他にも冤罪と思われる事件は多数あり、既に死刑が執行された例もあった事を知りました。
袴田さんは、2014年3月ようやく執行が停止され、再審が開始される事になった。
もっと早くにこの判決が出るべきだったのに‥
本当に長すぎる年月で、間違っていたでは済まされないし、取り返しがつかない。
裁判員裁判が始まり、又報道の影響等により判決に世論が少なからず反映されていると感じる。
偏った報道や過熱した報道によって、真実が捻じ曲げられたり、冤罪が二度と起きないように
私たち市民も
「10人の罪人を逃しても1人の無辜を罰してはならない」
この言葉の意味を深く考えなければならないと思います。
たくさんの人に観てほしい映画です。