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少年のlgKaoringのレビュー・感想・評価

少年(1969年製作の映画)
3.8
高知県出身の家族が、当たり屋(車にわざと跳ねられて、いちゃもん付けて金をもらう)として全国をまわり生活をしていくロードムービー的なお話。

これは実際の事件で、小さな子供に当たり屋をやらせていた事で大きなニュースになったらしい。
そのニュースを知った大島渚が、低予算で映画化した。

懐かしい土佐弁も聞けたし、古い高知市の街並が見れた事は貴重でしかない。

だけど、子供が不憫でしょうがない。
主役に抜擢された彼が、孤児院出身というのもその時代ならではなのか。
実際の子役は、引き取り手が現れたにもかかわらず、孤児院に戻ったらしい。
映画の中のあの子は、あれからどうなったんだろう。
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