透明なテント

少年の透明なテントのレビュー・感想・評価

少年(1969年製作の映画)
4.2
2017年8月鑑賞。
「宇宙人になりたかったけれど僕はただの子供なんだ」破壊していく雪だるまには死んだ少女の赤い長靴を置いていた。白い雪に赤い長靴、いままで執拗に背後に存在していた日本国旗を思い出す。少年の怒りと悲しみが秀逸に表現されていた。護送中の電車で眺めた海はどこまでも逃げることのできなかった隔たり、怪獣たちのいる海だった。