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モード家の一夜のsonozyのレビュー・感想・評価

モード家の一夜(1968年製作の映画)
4.0
1969年:「六つの教訓話 / Six Moral Tales」の第3話(モノクロ)
英題: My Night at Maud's
全米映画批評家協会賞・脚本賞、ニューヨーク映画批評家協会賞・脚本賞

フランスの町、クレルモンの冬。
主人公はジャン=ルイ・トランティニャン(34歳独身・技術者)
彼は敬虔なカトリック信者で日曜日のミサで見かける金髪のフランソワーズ(22歳の学生)に惹かれている。

偶然14年ぶりに再会した旧友ヴィダル(大学教授)の紹介で会う、最近離婚したという女医モードの家での微妙な一夜を経て、
彼はフランソワーズにアプローチするが、彼女が最近別れた恋人(不倫だった)の事ですぐには受け入れてもらえない。

そして5年後。彼とフランソワーズは海岸で偶然モードに出会い、モードとフランソワーズの意外な関係に気付くことになる・・・

トランティニャンの道徳的、自制的なキャラクターや、
ヴィダル、モードとの、パスカル思想、数学、宗教観、恋愛論、結婚観などの議論など、会話劇という印象が強いです。
フランス人のイメージ通りですが、日常会話でのこういうトークバトル、知的だなぁ。(私はまったく出来ません。笑;)
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