GT

ヘンリーのGTのレビュー・感想・評価

ヘンリー(1986年製作の映画)
3.0
実在した連続殺人鬼、ヘンリー・ルー・ルーカスをモデルにした映画。警察との追いかけっこもなければ、スリルのある頭脳戦もなく、ただただヘンリーとその相方であるオーティスが殺人を重ねていく様を見せつけられる。
淡々としている…というレビューが多く、またカバーの説明にもそんな感じのことが書いてあったのだが、個人的にはあまり淡々という感じがしなかった。その1番の原因はやはりオーティスだと思う。確かにヘンリーは殺人の時あまり感情を出していないように見えるのだが、オーティスは明らかに快楽を前面に出しながら殺人を行うため、どちらかというと胸糞が悪くなる感じ。もっと、ヘンリーが1人で淡々と、息をするように殺人を犯すイメージを持っていたので、若干の肩透かしを食らってしまった…。ラストシーンはヘンリーのサイコパス感が滲み出ていて好き。
GT

GT