あもすけ

ヘンリーのあもすけのレビュー・感想・評価

ヘンリー(1986年製作の映画)
3.8
繰り返される殺人が、並べられた日常の断片になんてことないような感じで組み込まれていて、衝動もなんか乾いていた。そこに他人が混ざることでベタっと湿気てくるみたいに思えて、そこに生まれる不快感から、見境ないようでいて彼なりの線がある感じがあった。寄せ付けなさにどこか諦めみたいなものも感じるし、自分自身の感情にすら距離があるような言葉も印象的。なにを挟もうとしても、なにを重ねようとしても拒絶されるような感じがして、なんかとても惹かれてしまう。
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