心に突き刺さることば。
「今更もう一度ふもとから山へ登るなんでこりごり」
娘の幸せを願いながら、結婚は大変なものだと暗に戒める。
「しかし世の中なんて皆が寄ってたかって複雑にしてるんだな。案外簡…
『晩春』のセルフ・リメイクみたいな映画。あちらでは嫁に行き渋っていた原節子が、こちらでは無理に娘を送り出す母を演じているので、なんだか変な気分。
また『晩春』に比べても、話の中心が原節子・司葉子の側…
このレビューはネタバレを含みます
小津安二郎監督 共通の友人だった三輪の七回忌で、間宮、田口、平山の三人は、未亡人である秋子とその娘アヤ子と再会。婚期を迎えたアヤ子に結婚相手をと、三人はお節介を焼こうとするが、当の本人はまだ結婚の意…
>>続きを読むこの時代の名画は 物語の中の、現代との価値観の違いについついイライラしてしまったり テンポのゆっくりさにジリジリしてしまって いつもあまり楽しんで観れないのだけど 女優さんたちの美しさに魅入ってしま…
>>続きを読む引っ越し作業の合間に見始めて目を離せなくなってしまって鑑賞。初めて観る小津映画だったんで、定点カメラの動かない視線に最初違和感(ちょっと怖い)を覚えてたんですが、だんだん慣れてきてその上品さや細やか…
>>続きを読む小津作品でよく描かれる"結婚"と"離別"をテーマとした『晩春』の逆バージョン。
どうしても話の大筋は『晩春』で描かれたものと同じ道筋で導入部から最後まで進むので斬新さや目新しさはないが、今作での注目…
このトリオの映画見たことある気したけどこれじゃなかったかな。
良かったけどこの本人の意思と関係なく話進める感じは「これだから昔の人は」ってイヤな感じしてくるな〜。
電車見送るシーンがフレッシュだった…
原節子さんが「晩春」の時とは真逆の役所を演じています。
ポジションは真逆と言えど、間の取り方、話し方、笑顔の作り方、どこを取っても気品溢れる演技は変わりません。
佐分利信、中村伸郎、北竜二のトリオ…
小津組流石っす!
恐れ入った!
大体、原節子が、お嫁に行く娘役をやっているイメージが強かったせいか、彼女が母親役を演じているのが、とても新鮮に映った。
今作で、原節子の娘役を演じた司葉子。
…
2016.04.06(80)
録画
初
NHK BSプレミアム。デジタル修復版。
先日見た「彼岸花」とキャストも設定もセットすら重なる部分が多いので、最初の内は続編かなと思ってしまったが、役名や…
(C)1960 松竹株式会社