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ただ、君を愛してるのjiroのレビュー・感想・評価

ただ、君を愛してる(2006年製作の映画)
3.5
『天国の森の恋物語』

広末涼子の『恋愛寫眞』のアナザーストーリー的な位置づけみたいです。綺麗な写真と綺麗な映像。観ると写真が撮りたくなる映画でした。

そして、宮崎あおいさん結婚おめでとうございます。宮崎あおいファンの友達が宮崎あおい史上ナンバーワンのかわいさと語っていた作品で観るのは2度目。静流がメガネを外したシーンは可愛すぎるので注意。純粋無垢で幼い静流と大人に成長した静流の2つの役柄を演じ切った演技力は圧巻でした。個人的には横道歩道を渡ることができてはしゃぐシーンが一番好きです。

ただ、泣いてくださいと言わんばかりの展開と演出がやっぱり気になってしまい、今回も泣けなかった。。
なんか良くも悪くも話が作り込まれていて、そんな病気、医学的に存在するの?って思ってしまったのと、黒木メイサさんの演技が微妙で、みゆきが嫌な女にしか見えなかった。授業中に好きな人の横で何度もウェディング雑誌読むのはやばい。終始みゆきにイライラしていたのでアメリカのブルックリン橋でみゆきがやってきたときはおーいってなった。笑

あと瀬川くんがなよなよしすぎて、よく分からない三角関係状態が3年も続いたのが謎。さっさと静流を選べと言いたかった。

「好きなひとが、好きな人を、好きになる」
命をかけて彼を愛し、自分の愛を信じた静流の行動を思うと瀬川くんしっかりしろよ、気づくの遅いよ、と何とも報われない気持ちに。

愛や人の思いはたとえ肉体が消えても残り続ける、そして彼女の嘘にもう少し付き合うことにした、というラストの終わり方は良かったのに。
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