HitomiAizawa

墓場なき野郎どものHitomiAizawaのレビュー・感想・評価

墓場なき野郎ども(1960年製作の映画)
3.5
山田宏一さんの本を読んでいると、どんどん深みにはまって行き水面から出られなくなる程だ😂

この『墓場なき野郎ども』は、クロード・ソーテ監督がジョゼ・ジョバンニ(言わずと知れた暗黒街出身の小説家)の原作を映画化した1959年のフレンチノワールです。

クロード・ソーテと言えば『友情』という、4人の男と妻たちの日常を描いた愛すべき映画がある。
ジョゼ・ジョバンニは『友情』に見る日常、リアリティを絶賛していたという。そして、自分も‘やくざ’の日常を描いて行きたいと。

リノ・ヴァンチュラが、実在した人物を演じたが、孤独に苦悩する姿に胸が痛んだ。

ベルモンドは『勝手にしやがれ』と同じ年にこれを撮ったということになるが、どこかヒョウキンで憎めないキャラクターは既に確立していた!
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