マーチ

県庁の星のマーチのレビュー・感想・評価

県庁の星(2006年製作の映画)
3.3
【省略レビュー】

邦画の悪いところが顕著に見て取れるリアリティのない御都合主義的な作品ではあるものの、県庁のエリート男とスーパー勤務で気の強い女とのチグハグなやり取りはベタだけど単純に面白い。

スーパーの裏側が垣間見れるのも新鮮だし、この作品を観た後だと普通に買い物に行くだけでもスーパーの構造のあれこれに唸らされる。

最終的に県庁エリートらしさと地元密着型スーパーらしさを上手く掛け合わせて解決の糸口を見つけたのには好感が持てましたし、この手の作品における鉄則を踏まえていて良かったです。

多少長くも感じるけれど、作品自体に求心力はちゃんとあるし、周りの人間関係のゴタゴタあっての面白さでもあるので、やむを得ないかなとは思います。

ちなみに本作の脚本が『GANTZ』『アイアムアヒーロー』『いぬやしき』の佐藤信介監督で、監督が『昼顔』『容疑者Xの献身』の西谷さんというのも、今となっては面白い。


【p.s.】
忙しくてレビューをしっかり書く機会が無いので短めに今年観た作品のレビューを投稿しています。
暇があれば正式なレビューと入れ替えますが、きっとそんな瞬間は訪れないでしょう。
だって、私ですからね。
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