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アポロ13のぉゅのレビュー・感想・評価

アポロ13(1995年製作の映画)
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2022年 鑑賞 22-185-20
NHK BSプレミアム にて
ジム・ラヴェル氏のノンフィクションの著書「Lost Moon」を原作に、「コクーン」「バックドラフト」「ダ・ヴィンチ・コード」等のロン・ハワード監督による、アポロ13号爆発事故の実話に基づく作品で、ジム船長(トム・ハンクスさん)とフレッド月着陸船パイロット(ビル・パクストンさん)、ジャック司令船パイロット(ケヴィン・ベーコンさん)の3名の宇宙飛行士は、史上3度目の月面着陸を目指し打ち上げされたが、酸素タンクの爆発により緊急事態に陥り、絶望的と思われた 3人の宇宙飛行士無事の帰還のためのヒューストンの管制センターの奮闘を描いたSF作品。
私にはスコアをつけられないと感じたため、スコアは遠慮させていただきます。

ー すごい大大大救出ミッション ー
小さな頃から好きなお菓子って、未だに食べているお菓子も多いが、販売中止の商品はあれど、久々に見た時無性に食べたくなるお菓子ってありますよね?私は金平糖とかコーラシガレット見るとついつい買ってしまう!あと、アポロとかも...

“人類が月を歩く時代だ 奇跡じゃない 人間の意志だ 僕たちアポロ8号は月に111キロまで近づいた 簡単に月面を歩ける気がしたよ また行きたい”
宇宙って近いようで遠い、簡単に行けそうです、簡単に行けない、そんな魔力がある。一度は月面着陸したのにそれ以降出来なかったというのも、この魔力の濃度を濃くしている一因なんだろう。そこへ惹かれるジムと、冷静に宇宙を見ている妻マリリン(キャスリーン・クインランさん)。

“でも どうして13号なの?” “12の次だから”
月へ行くことに前のめり過ぎるジムと、不吉な「13」という数字を気にするマリリン... ジムの悪夢も不吉な数字だからか?

“パパ 火事で死んだ飛行士を? また燃える?”
ジムの息子の不安や、あの言葉の後の車のエンスト、妻の不安や苦言... そして...

“気持ちは分かるが選択肢は2つだ ジャックに交代するか チームごと見送るか” “フラマウロ高地の訓練を 医者のたわ言でパアにしろと?”
打ち上げ2日前になってクルーの風疹による交代... これって普通なのか?不吉だらけ... 不安... 結果を知っているからチームごと送ってって言えるけど、当時ジムの立場だったら交代をさせて計画遂行させるかもな!

“すごいショーでしょ” “誰に聞いた?” “知ってる男”
打ち上げ前夜ー ジムはマリリンから告げられていたため、期待はしていなかったが、もしかしたら... の気持ちで待っていたんだろうと推測された。が... まさかあの言葉が... ここ上がる!ジムの表情が緩む!「ホレてるな」とか超最高! ...えっ、私だけ?

“ささいな故障だ”
無事に打ち上げに成功するが、5つあるうちの5番エンジンが故障...残り4基で航行することになるが... 続いてフレッドの体調不良... 月着陸船「LEM」のドッキングは成功する。も、テレビ中継用の交信などは放送されない... NASA側と民衆の興味の温度差...

“(主警報の音) ブー!ブー!ブー! トラブルだ”
何が原因かわからないまま、無情にも時は過ぎ... この緊迫感は味わいたくないと思える混乱ぶり... ガス漏れ、目視でわかる、「酸素だ」 一気に管制室が結束、13号側の3人も仕事が早い!、特にフレッド最高!、月への着陸は絶望的、緊急ニュース、パニックの連続、母と息子の表情、救出作戦が開始され... ああだこうだと紛糾、さすが職人集団、「静かに みんな落ち着け」ジーン(エド・ハリスさん)の凄さを感じる!

“静かの海だ ニールとバズが降りた マリリン山だぞ ジム見てみろ”
月を見て想起させるは月の上を歩きたい、その気持ち...

“このまま月に降りて探査したいよ 悔しいな” “それは本音か? 僕は帰りたい”
無事に地球に帰ることに前向きなジムとジーン、電力が足りない問題の解決策、電力温存のため生命維持に直結しない機器以外の電源を切る、それにより暖房も停止、船内温度はは摂氏1度まで冷えこむ、顔色の悪いフレッド、寒さと脱水が原因、「仲間割れして死ぬより 生き残る方法を考えろ」

まだまだ続く生き残る試練... 二酸化炭素濃度の上昇(2人乗りの月着陸船に三人が避難したせい) → 乗り切る。おばあちゃんとマリリンのシーンが沁みる!

“そんなもん知るか もうウンザリだ おれの腎臓の具合を 世界に公表してたまるか”
ジムの行動に続き、残りの2人も!「医学への反乱さ 連中は生きているよ」「大目に見よう」このシーンも最高!上がる!で、やっぱ私だけ?

軌道修正の必要性、3人の手動による修正が必要。こちら側もハラハラ!●●を見失った瞬間なんか特に... こんなのは2度とごめんだが、3人の手腕を堪能したシーンだった!

大気圏突入準備、台風予報、風疹で外れた飛行士ケン(ゲイリー・シニーズさん)の存在の大きさを感じる(月着陸船から司令船への逆流で電力を移す案、彼の指揮で無事に再起動させた)、切り離した船体の恐ろしき事実を目視(安易に外出られませんからね)、LEMとの別れ、ありがとう!、さよなら!

大気圏突入... 問題は山積みだが、言い出したらキリがない、あとは幸運を... 途切れる交信... ... ...

このシーンは心臓に悪い...


モニターにパラシュート!

ガッツポーズからの、握手(うちの暴れ犬と) 拍手 そして、「おかえりなさい」

クルーの3人に加え、管制室やクルーの家族たちみんなの物語。トム・ハンクスさん主演となっているが、みんなの作品だなと思った作品だったと思います。

「全員帰還させる」

「今でも時々月を見上げ 運命に翻弄された旅と 帰還に尽力した大勢の人のことを思う 月を見ては考える 今度はいつ誰が月へ戻るのだろうか」

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