R

アポロ13のRのレビュー・感想・評価

アポロ13(1995年製作の映画)
4.8
おおおおもしろい!!! 月面着陸を目指して地球を飛び立ったアポロ13(打ち上げシーン迫力満点!)が、宇宙空間での爆発事故でとんでもない大ピンチ! 月面着陸を断念せざるを得なくなるのみならず、地球に戻ることすら望み薄な状況に。彼らが次々に直面する問題への解決を、管制センターのスタッフ全員が必死で知恵をしぼり、シミュレーションしながら考え出し、それを実際に宇宙船のなかで応用する、というシーンの繰り返しで、常に迫りくるタイムリミットとの闘いがおそろしくスリリングなサスペンスを生み出す。さすがロンハワードの、安定感抜群のエンタメ感が最高に気持ちいい。過剰な演出はなく、かなりタイトに話を進めていってるのが超好印象! そして出演者たち! どいつもこいつもみんな最高にかっこいい! 特に、アポロ13プロジェクトの責任者を演じるエドハリスがたまらんかった。顔も声も演技も何もかも渋すぎ! どんな状況でも決して絶望せず、必ず解決策があると信じて、クールに的確に指令を出す姿カッコ良すぎ! シビれた! そして、トムハンクス、ものすごスタンダードないいヤツキャラで、まっすぐでつぶらな瞳がいい! ケビンベーコンも、最初ちょっと卑屈だったのが、後半に自分の仕事を認められて、素直な笑顔が見られるようになるの、キュン! ゲイリーシニーズの絶対に仲間を守り抜くぞという使命感! 他の出演者も皆それぞれにすばらしい。とにかく、こういうデキる男たちが協力し合って偉業を成し遂げる映画って、見ててワクワクが止まらない。サイコー! 検算シーン、サイコー! 最後はものすごく良質な感動で涙腺がゆるんじまったよ! それとは反面、月面着陸が一度なされたら、もう2度目はそれほど注目してもらえないっていう厳しい現実とかも描かれてるのもフェアでおもしろい。ちょっとだけ、問題解決が一般人には難しすぎて、何がどううまくいったのかよーわからん笑 みたいなとこもあったけど、全体としては大変に魅力的な作品。確実にロンハワードの最高傑作のひとつでしょう。いやー、人間てホントにすごいなー、絶望して諦めることさえしなければ、どんなすごいことでもやってのける能力が、ほんとは誰にでも備わってるんやろなーと思った! また見たい!
R

R