February 17th
Ron Haward監督作品。
Tom Hanks主演作品。
アポロ13という世界的にも有名な冷戦時代のこの計画を、本当に宇宙開発計画を舞台として映画を作るとなると、難しくなりますよね。
結果として、難しかった。専門用語のようなものが飛び交うため、今何が問題となっているのかあまり理解できないまま、進んでいってしまうイメージがありました。リアルを追求して脚本書いていると思うから、難しい言葉を全て理解する必要はないと思うんですが、作品全体として、その印象がずーっと続くから、少し途中で飽きた印象でした。家族愛とか、プロフェッショナルな現場のシビアな感じとかがテーマになっていると思うが、酸素が漏れてやばい状態になってから、いろいろ細かいハプニングが起きて、ストーリーが宇宙現場に偏っていくことで大きなテーマが薄れていくところで、なんか飽きてしまう観客もいるんじゃないかなと思いました。
それでも最後の最後で、あのシーンは泣けますわ。多分あのシーンだけ流しても泣けるかもしれないけど。
編集面白かったですよね。OdysseyとHoustonと家族達の三つのステージをかなりのテンポで移動していく編集は、かなり迷い込む可能性がある。そこを絶妙のタイミングで切り替えていて、観客を混乱に追い込むことはなかった。でもそのトリッキーな編集が二時間ずっと続くので、飽きちゃう。編集も二時間の中でしっかりと起伏を入れることで、リズム感を作れるんだなと思いました。やっぱ編集はリズムですね。
