ベンジャミンミン

悪魔のいけにえのベンジャミンミンのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
4.9
「悪魔のいけにえ 公開40周年記念版」公開記念上映にて。初めて鑑賞。

ヤバすぎる。この映画は。
なによりもヤバいのは音響だろう。バイクのふかした音や大型のトレーラーが走る時のようなあのいや〜な騒音をごった煮したような雑音。そしてそれにチェーンソーの音や叫び声が加わったりして、とにかくカオス。地獄はこんな感じの音がするのかもしれない。炎628もそうだったけど、音がヤバい映画はとにかくヤバい。
展開や見せ方もとにかくすごく、色んなシーンが頭に強烈に残る。そしてそれもとても考えられた上でのものだと思う。例えば、個人的に1番ビビったシーンでは、その前までであいつはあそこにしかいないものだと思い込まされていたからビックリしたわけで、すごいなぁと感心してしまった。
あと最後の方は笑える。ただのコックだとか言われて痴話喧嘩が始まり挙句殺しは好かんとか今更言い出すのは笑った。
そして幕切れのキレ味の凄まじさ。立場が逆転し「完全にイかれてる…」としか言いようのない状況と大轟音響。それがパッと暗転して静まり返る。最高すぎる。これにより想像のつかないようなヤバいもん観ちまった感で劇場が充満され、とにかく圧倒された。ホラー映画はまだほとんど見てないけど、これを超えるものは今なおほとんどないんじゃないかなぁ。