よう

悪魔のいけにえのようのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
4.0
初見。
白いマスクにチェーンソーって『13日の金曜日』のジェイソンのイメージがずっとあって、実際はこっちだってことをWikipediaで知る。

Wikipedia見るまでは気が付かなかったこととして、この作品に劇伴がないんだね。そこがすごい。
てっきり何か鳴ってるもんだと思い込んでた。言われてみれば、音楽はなかったような。
代わりに、ニュースの音声だったり、家の中から聞こえる何かの声だったり、音に気を使ってるのは確か。
そして、終盤はチェーンソーと絶叫。ここまで絶叫がずっと続く作品もなかなかないのでは。
あと、不吉な笑い声が重なっていく感じも効果的だった。

あのファミリー、狂ってたわあ。
狂いすぎてて滑稽ですらある。
じい様にやらせようってくだりのコント感がすごいのだけど、何回もやるもんだから「次は命中するかも」って普通にヒヤヒヤした。
あと、レザーフェイス。造形がまず異様でいい。
そしてキャラクターにちょっとしたかわいさが。取り逃がした後の〈悔しさの舞〉が妙に美しい。

彼ら怖がらせる側以上に、怖がってる側の顔が怖い。
怖がってる人の眼球どアップは怖い。
よう

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