みーちゃん

悪魔のいけにえのみーちゃんのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
5.0
邦題で、ずっとオカルトだと思ってた。全く違っていて(間接的には、そうかもだけど)めっちゃ、おもしろい。始終、何も説明が無いのも好き。

大人になった今、自主的に観たいと思って観たからよかった。若い頃に中途半端に受け身で見たら怖いだけだったと思う。

序盤フランクリンが、車の中ではメンバーの中心人物かのように振る舞っていた/ 振る舞えていた/ 振る舞うしかなかったから、私は途中まで彼に焦点を合わせて観ていた。だから廃屋同然の実家に到着し、車から降りた途端、彼が突然、当たり前のように、物理的にも、心理的にも、バリアフルな状態になったことで俄然ドラマに引き込まれた。

サリーの絶叫がやたらと煽るから、その点は、やり過ぎ&サービス過剰と感じたが、街道に飛び出し、第三者が介在したことを踏まえると、他者に危険を知らせる上でも、自分が正気を保つ上でも、必要な行為なのかもしれないと思い直した。

レザーフェイスの経緯や、ソーヤー家の背景を、詳しく知りたい気もするし、想像して楽しんだ方がいいような気もする。(続編で分かるのかしら)
※ 公開40周年記念版