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悪魔のいけにえのamのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
4.5
めちゃくちゃ怖いことは確かなんだけど、何回も見すぎたせいでテキサスの空気感とソーヤー家にはもはや実家のような安らぎすら感じる。
中学生当時の私に"ホラー映画好き"としての自我を芽生えさせたのは恐らくこの映画。
この映画を初めて見た時に
「架空の人間が極限状況で悲惨な目に遭ってる様子を"画面越し"という絶対的安全圏から眺める愉悦」
という歪んだ快楽に目覚め、以来その感覚を求めてホラーを見続けているような気がする。いたいけな中学生になんちゅう嗜好を植え付けてくれたんでしょう。

今やホラーアイコンとして親しまれているレザーフェイスよりも、そのアニキの方が"マジモン"っぽい凄みがあって怖かったりする。ニヤニヤしながら自分の掌をナイフで切って見せて、ドンッッッ引きな空気が車内に充満するシーンは何度見てもゾクゾクする。
いろんなホラー映画を見れば見る程、「ヒッチハイカーを拾うとろくな事がない」という教訓は強まるばかり。

アニキのイカレっぷりや悪夢のような食卓はバイオハザード7でオマージュされていて面白かったけど、やっぱ本家のコワさは超えられない。