アメリカンスニャイパー

悪魔のいけにえのアメリカンスニャイパーのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
4.4
殺戮!お前が晩ごはん!絶叫に次ぐ絶叫と悪夢的な恐怖演出!

今まで観てきた映画の中で最も怖かった映画は『エイリアン』と『マタンゴ』と本作『悪魔のいけにえ』の3つです!劇場で観る衝撃は家のTVで観るのとは大違いなんだろうな...!シャッターフラッシュと共に映る腐乱死体。わらわらと集まるザトウムシ。騒がしい発電器。映画冒頭から悪い予感しかしない。画質の荒々しさが、よりおどろおどろしさを醸し出しています。

舞台はテキサス。故郷で起こる墓荒らし事件。祖父の墓が無事かどうか、若者達5人はバンに乗って地元に帰ってきます。中の1人は車椅子なので余計悪いことしか予想できなくなりますよね(汗)
墓の無事を確認した後、地元の家に向かうのですが、途中ヒッチハイカーを同乗させます。ヒッチハイカーの狂気性も不安を煽る一方。「早くそいつを降ろせ~」って気持ちになってきます。

そして突然のレザーフェイスの登場!
人皮膚を被った大男が青年をハンマーで撲り殺す!我々観客は殺人を目撃したしまった衝撃に襲われます!レザーフェイスの家の部屋には大量の動物の骨と死骸の山!もちろん人間のそれも含まれており、家具も装飾も人骨!人皮!人毛!もう観ていられません!!登場人物と同じ気持ち、外に逃げたくなってきますが、後ろからレザーフェイスが現れる!

後半は食人一家の登場と彼らからどう逃げるのか⁉ヒロインが一家に捕まってしまうのですが、彼らの食事の席に参加させられます。これから自分が食べられるという恐怖に耐えられず叫ぶ!叫ぶ!!叫ぶ!!!魔の形相です!必死に食人一家から逃げるヒロインの様は、まるで夢の中。何かから追われる悪夢と似ています。捕まれば最後、チェーンソーのいけにえです!

ラストはマサカーの展開!観ていられないと記載しましたが、それでも観たくなってしまう魅力があるのです!