序盤でフランクリンが土手から転げ落ち、不吉なニュース音声と死体。
不穏な雰囲気は途切れぬことなく突然の惨殺シーンへと繋がり、あっという間にリーチ。
なんという呆気なさなんだと思ったら、そこからが意外と長かった。
圧倒的な恐怖であったレザーフェイスが、後半ではむしろコミカルなファミリーの一員となり、その話の通じなさゆえの絶望感がすごい。
肘掛けが人の手だったり、じじいが動き出したり、レザーフェイスがこまめにお色直ししてたり、ツッコミどころが満載なのだが、ラス1の女の子はずっと叫んでいる。
このカオスが外に転がり出ていってまだ世界に正気さが残っていることがわかったところで終わる。
見終わった後、なぜか今クリーピーのこと考えている。
こわいよね、この世界。