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悪魔のいけにえのsignaldadaのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
3.5
70年代アメリカンホラーを代表する世界的名画『悪魔のいけにえ』。監督は勿論トビー・フーパー。作品を理解語らう云々より、兎にも角にもあの巨漢の男。発達障害を患い、マン振りでチェーンソーを嬲り翳す。所謂なスプラッター表現は一切無い(実はこの映画直接的な殺戮描写は皆無)ものの、人の皮膚で編んだマスクを被った彼の一挙一動には震える程の恐怖と気持ち悪さを味わった。その男、後世に語り継がれる殺人鬼レザーフェイス。映画史に残るとてつもないヴィラン/アイコンの誕生とその活躍を楽しみながら、個人的にはそんな彼を擁する食人族一家(ソーヤーファミリー)がそれをも凌駕するインパクトで描かれていてそっちにも心動かされてしまった。隅々まで楽しめるホラーフィルムとして、つくづく名画だなぁと。
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