雨丘もびり

悪魔のいけにえの雨丘もびりのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
1.8
【平山夢明さん著『恐怖の構造』で扱っていたホラー映画を観てみる】
めっちゃビビリな私が、自分の恐怖観を探るために見てみた3本目。

流れるニュースにこそ監督の問題提起を感じる。
グロい部分を映さずに、何が行われてるのか解からせる手法は好き。
逃げられない状況ほんと無理なので、指先を吸われるトコは凄くイヤ。ただ気絶は唐突かも。もうちょっと表現し方ありそう(^^;)

反面、あの一家がバカな愉快犯だったのと、レザーフェイスの襲い方がほぼ”追いかけてくる”だけだったから、私はあんまり怖く感じなかった。
コイツと決めて殺しにくる意志や、確実に仕留めるための知恵をギラつかせた方が怖い。激突やジョーズみたく。
あとヒロインの恐怖表現が絶叫だけで冷めた。幼児化するとか歌うとか、ヘンに壊れた方が怖い(筒井康隆手法)。

悪意や嫌がらせに敏感だからなー私。なるほど(._.)φ