悪魔のいけにえのtomikoooのレビュー・感想・評価

とにかく狂った人の描き方が秀逸。

狂人一家３人のズレまくりの会話や狂いっぷりがなんとも恐ろしく、それでいて滑稽で、震えるほどにリアル。

被害者が狂乱していく様も、見事としか言いようがない。

1974年に作られたなんて…。
今観ても、この作品でしか味わえない緊迫感があるなと感じる。

グロさを求める人には物足りないだろうが、全体を通した不気味さが後を引く。


現実世界に於いても本当に狂った人というのは、ぱっと見ごくごく普通に見える人なのだろう。