トビー・フーパー監督による伝説的スプラッター映画。久しぶりに鑑賞。
徹底された悪趣味な世界観が凄い。とにかくサイコな一家ソーヤー家の異常さが半端じゃない。キャラクター設定が秀逸で、出てくる4人がそれぞれ違ったヤバさで独立している。更にそれらが合わさることによって、究極の異常さが奏でられている。この異常な雰囲気の4人に加え、ソーヤー家に散らばっている小物類などの美術的な要素も徹底された悪趣味具合で、地獄さながらの空気感を醸し出す作品だった。
テキサスの乾いた景色も印象的。ラストの朝焼けをバックにレザーフェイスがチェーンソーを振り回すシーンはある種芸術的で素晴らしい名シーンだと思った。