ピッツア橋本

悪魔のいけにえのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
4.2
"チェーンソーも怖いけど、ヒッチハイクのシーンも充分に怖い"

学生時代以来の鑑賞。
「チェーンソーとオチは覚えてるけど、間はどんな感じだったっけ?」
と思い、ヘッドフォンつけて見直してみると結構音が巧みで面白い。
現代音楽チックな高音も低音あるし、たまにそこにチェーンソーの音がグルーブして、厚みのある不快さや恐怖感を演出していることに気づく。

レザーフェイスの部屋の造形もやっぱり凝っていて、散骨した床の世紀末感は今見ても独特のインパクトを与えてくれる。

84分の短い尺の中でもちょっとダレる会話があったりするけれども、ホラーシーンの爆発力でそこは全部帳消し。というかそれすら計算された違和感なのか?!

思ったよりスラッシャー、ゴア表現が少なくて意外とスマートな映画だと思った。

何気にレザーフェイスのおどかしだけじゃなくて、家屋の造形美やフィールドの巧みさが活きる、飽きさせない優良映画。
ピッツア橋本

ピッツア橋本